• ホーム > 
  • 臨床検査って何? 誰が検査してるの?

臨床検査って何? 誰が検査してるの?このページを印刷する - 臨床検査って何? 誰が検査してるの?

2015年2月20日掲載


検査室の様子
 病院で採血や検尿をしたことはありますか?それが臨床検査です。臨床検査は大きく分けて検体検査と生理機能検査の2つに分けられます。検体検査は患者さんから血液(採血)、尿、痰、組織などの検体を採取して、化学的あるいは形態学的に検査するものです。生理機能検査は心臓や脳などの動きを電気的にとらえて波形としてあらわしたり、からだの内部の状態を超音波など利用して画像にして観察する検査です。
 医師が病気を診断して治療していくためには患者さんのからだの状態を知らなければなりません。それを確かめるために検査が行われます。診断だけではなく治療方針の決定、治療の経過観察、重症度の判定などにも利用されています。その検査を実際にするのは、私たち臨床検査技師です。また、採血も私たちの業務範囲です。そして甲府病院では2階の採血室の奥に検査を行っている研究検査科があります。正しい検査結果になるよう検体の取り扱いに様々な管理条件を設定し、測定機器のメンテナンスや測定法の研鑚も日々行っています。
 病院のなかで私たちは、検査とういう専門分野での経験と知識そして技能を生かし、検査結果の解析をすることで、医療安全対策、感染対策(ICT)、糖尿病教室、栄養サポート(NST)などチーム医療の一員としても貢献しています。
 『私たちは、良質な医療の提供を通して、患者さんの健康を支え、地域社会に貢献します』 これは甲府病院の基本理念です。私たち臨床検査技師もこの理念を実現するために努力していきます。
  • ホーム > 
  • 臨床検査って何? 誰が検査してるの?