診療科案内「小児科」
2017年3月7日掲載
小児科系診療部長 内田 則彦
小児科での診療についてお知らせします。久富幹則前副院長ほか常勤医8名の計9名で、NICU・GCU、小児専用個室を含む一般病棟、132床の重症心身障病棟と外来診療を分担して、未熟児・新生児から一般小児・中高年の重症心身障害者まで年齢・疾患とも幅広い内容の診療に従事しています。
とくに未熟児・新生児部門は1980年代半ばから久富前副院長を中心に山梨県内で先進的な役割を担ってきました。山梨大学医学部附属病院の新生児医療が軌道に乗る前、県立中央病院の周産期センターが設立されるはるか前からの長い歴史があり、ここを巣立った子供たちは数え切れません。子供たちだけではなく、新生児医療に従事したたくさんの若い医師たちも巣立っていきました。ここで技術を磨き診療への熱い心を膨らませて、今では全国各地の新生児医療施設で活躍しています。
もう一つの大きな診療の柱は重症心身障害(重心)医療です。平成16年に西甲府病院と合併して重心病棟は現在の場所に引っ越してきました。県内最多数の小児神経専門医が在籍しており、徐々に入所者の高年齢化と重症者の入所が続き、人工呼吸器や濃厚な医療を要する重症者の比率は40%を超え全国トップレベルとなっています。在宅重心患者さんの短期入所も好評で利用される方が増えてきています。
新生児、小児神経専門医に加えて小児循環器、小児血液、腎臓の専門医師揃ったことで、多角的で集約的な医療が可能となっています。一般小児科診療に加えて、感染対策や栄養、予防医療などへの取り組みも充実し、学童保健・予防医学の面では小児生活習慣病予防検診事業では計画段階から参加し、二次および三次健診の中心的医療機関として機能し始めており、県内への普及・啓蒙活動にも取り組んでいます。
人数的には大学病院規模には至りませんが、多角的な診療が可能なのも看護師はじめ優秀なスタッフのおかげです。4日の1回の小児二次救急輪番、連日のNICU当直、在宅重症心身障害児者の緊急受け入れなど、多忙な日々ですが小児科医師が一団となり前向きに取り組んでいます。
とくに未熟児・新生児部門は1980年代半ばから久富前副院長を中心に山梨県内で先進的な役割を担ってきました。山梨大学医学部附属病院の新生児医療が軌道に乗る前、県立中央病院の周産期センターが設立されるはるか前からの長い歴史があり、ここを巣立った子供たちは数え切れません。子供たちだけではなく、新生児医療に従事したたくさんの若い医師たちも巣立っていきました。ここで技術を磨き診療への熱い心を膨らませて、今では全国各地の新生児医療施設で活躍しています。
もう一つの大きな診療の柱は重症心身障害(重心)医療です。平成16年に西甲府病院と合併して重心病棟は現在の場所に引っ越してきました。県内最多数の小児神経専門医が在籍しており、徐々に入所者の高年齢化と重症者の入所が続き、人工呼吸器や濃厚な医療を要する重症者の比率は40%を超え全国トップレベルとなっています。在宅重心患者さんの短期入所も好評で利用される方が増えてきています。
新生児、小児神経専門医に加えて小児循環器、小児血液、腎臓の専門医師揃ったことで、多角的で集約的な医療が可能となっています。一般小児科診療に加えて、感染対策や栄養、予防医療などへの取り組みも充実し、学童保健・予防医学の面では小児生活習慣病予防検診事業では計画段階から参加し、二次および三次健診の中心的医療機関として機能し始めており、県内への普及・啓蒙活動にも取り組んでいます。
人数的には大学病院規模には至りませんが、多角的な診療が可能なのも看護師はじめ優秀なスタッフのおかげです。4日の1回の小児二次救急輪番、連日のNICU当直、在宅重症心身障害児者の緊急受け入れなど、多忙な日々ですが小児科医師が一団となり前向きに取り組んでいます。