がん診療体制について
当科で手術を行なっている疾患です。胃癌・大腸癌・直腸癌・十二指腸乳頭部癌・肝臓癌(肝細胞癌、転移性肝癌、胆管細胞癌)・胆嚢癌・胆管癌・膵腫瘍(膵癌 粘液産生性膵腫瘍 内分泌腫瘍)・乳癌。
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定時の手術日程は月・木の週2日ですが、火・金も行なっています。病状に即して柔軟に手術を予定します。腹腔鏡下手術についての話題はこちらへリンク <<外科治療の広がり、この1年>>。転移性肝癌、胆管細胞癌、胆管癌、膵癌など難しい病態についても、根治が望める場合は積極的に切除を行なっています。特に最近は化学療法(抗癌剤治療)との組み合わせで良好な治療成績が得られています。例えば①切除不能と判断されたが化学療法にて縮小を図り手術が可能となる、②肝臓の転移が広範に多発している場合などに抗癌剤治療を行なった後2段階で切除を行なう、③切除後に化学療法を行なって再発を防止する、などです。最新の知見をもとに積極的治療を実施できる体制をとっています。
平成22年度の全手術件数は196件で、うち胃、大腸、直腸など消化管のがんに関連するものは47件、肝胆膵のがんに関連するものは13件、乳癌は5件でした。 |
化学療法の多くは外来通院で可能ですがご希望や副作用の状態により2泊3日程度の定期的短期入院での治療も可能です。切除不能な病態に対する治療としての化学療法、手術後の再発防止への術後補助療法、再発に対する治療に分けることができますが、いずれの場合も基本的に外来治療が可能です。通常の流れは受診受付後にすぐに採血検査を受けていただき約45分で結果が出ますので診察後、治療へと移行していただきます。定期的なCT検査なども治療当日に合わせて予約可能です。 |