医療安全管理は、「人間はエラーを犯すもの」という観点に立ち、医療事故を起こした個人の責任を追及するのではなく、事故を発生させた安全管理システムの不備や不十分な点に注目して根本原因を究明し、改善していくことを目的としています。事故防止を進めるには、病院職員だけでなく、患者さんやご家族の協力を得ることも大切です。例えは、当院では、患者間違い防止策として患者さん自身にフルネームで名前を名乗って頂くことをお願いしています。医療安全管理者は、病院全体の医療安全対策や安全教育に関わり安全・安心な医療が提供できるよう努めています。
◆ 医療安全管理の基本
医療の質に関わる重要な課題である。
安全な医療の提供は医療の基本である。
医療安全の必要性・重要性を病院及び自分自身の課題と認識する。
安全な医療を遂行し徹底する。
◆ 医療安全管理室の業務内容
①医療安全に関する現場の情報収集および実態調査
②マニュアルの作成及び見直し
③ヒヤリ・ハット体験報告の収集、保管、分析、分析結果のフィードバック
④医療安全に関する情報の把握と周知
⑤医療安全に関する職員への啓発、広報(月間行事の実施など)
⑥医療安全に関する教育研修の企画・運営
◆ 医療安全管理規定
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◆ 医療安全管理室のメンバー
医療安全管理室長
医療安全管理係長
医療安全推進担当者(各部署のリスクマネージャー)
◆ 活動の実際
<研修> 年2回の全職種が集まり研修を行っています。
<安全週間> 標語を募集し、日々の安全行動の強化を図っています。
<最優秀賞を受賞しました!> 平成28年3月 医療安全管理係長
平成28年3月6日(日)に山梨医療安全研究会第11回大会が開催されました。その中で行われた「医療安全活動・実践発表会」にて活動報告をし、参加者による投票にて最優秀賞(ベストプラクティス賞)に選ばれました。インシデント報告書よりも簡単で報告しやすい報告書を作成して活用したことで、患者影響レベルの低い事例を報告する意識が高まり、部署を超えて院内の仕組みを考え、病院全体で医療安全に対する意識を向上させるきっかけとなったことを報告しました。
今回の受賞を励みにこれからもがんばっていきたいと思います。
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