重症心身障害病棟の役割として、入所しているみなさまには、充実した医療と、充実した日常生活の2つを提供し、ご家族のみなさまには、国立病院機構甲府病院を選んでよかった、と感じていただけるような安心感を提供できるように、日々努力していきたいと思います。
【充実した医療の提供】
当重症心身障害病棟は、平成16年の旧国立甲府病院と西甲府病院の合併により、生まれ変わりました。内科・外科をはじめとする診療科を擁する一般病院部門と密接に連携して診療に当たっております。以前より重症心身障害医療の中心であったてんかん・胃腸障害・呼吸器感染症などのほかに、近年、気管切開・人工呼吸管理・胃・腸ろうなどの高度の医療を必要とされる方々が入所されるようになってきていますが、入所されている方々のご家族のみなさまにいっそう、安心していただけるような医療を提供できるものと確信しております。また、現在、入所されている方々で中高年の年齢に差し掛かりつつある方につきましても、最近注目されているメタボリック症候群をはじめ、がんなどの悪性疾患などにも十分目配りし、予防、ならびに、早期発見・早期治療につとめたい、と考えております。
【四季折々の行事・遠足】
映画「いま会いにいきます」で有名になった明野のフラワーセンター・甲府市内の遊亀公園などに社会見学(遠足)で訪れています。社会見学の行き先・内容は、ご家族のみなさまのご意見を毎年うかがい、できるだけご要望に沿えるようにつとめてまいります。夏祭り・文化祭・クリスマス会などの行事が、毎年盛大に行われています。病院周辺の自治会のみなさまには多大なご協力をいただき、夏祭りでは小学生のブラスバンドを鑑賞しました。ふだんの院内の活動として、音楽活動、ムーブメントなど、入所しているみなさまに応じて、さまざまなプログラムを用意し、このほかにも、ボランティアの方々による絵画教室やロボット体験なども実施しています。
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